3/21, 3/22 東京POPUP
COMING SOON
2026年10月9日 21:00 から販売
※販売期間・内容は予告なく変更になる場合があります。
アイテム説明
1997年、シューズブランドとしてスタートしたMIHARAYASUHIRO。
デザイナー三原康裕が手掛ける同ブランドは、既存の構造や素材の常識に疑問を投げかけるような、実験的なものづくりを特徴としています。
本作は、2000年代のMIHARAYASUHIROを語るうえで欠かせない「炙り出し」の技法を用いたレザートートバッグ。
炙り出しとは、本来表面に取り付けられるはずの金具やパーツを革の内側に仕込み、その輪郭を表面に浮かび上がらせる特殊な技法。
革の染色やワックスによる仕上げを組み合わせ、まるで内側からパーツが浮き出してきたかのような、独特の立体表現を生み出します。
本作では、フロント中央のバックルやベルト、鋲に至るまでをレザーの凹凸によって表現。
一見するとクラシカルなレザーバッグでありながら、近くで見るほどに違和感を覚えるその造形は、三原康裕らしいユーモアと実験精神を感じさせます。
そして何より素晴らしいのが、長い年月を経て生まれたレザーの表情。
深いエメラルドグリーンを基調に、オリーブやブラウン、ブラックグリーンが複雑に混ざり合う、唯一無二の色彩。
随所に現れた擦れや皺、艶の濃淡が、炙り出しによる立体的な造形と重なり、まるで長年使い込まれたアンティークレザーのような佇まいを形成しています。
底面や四隅には補強を思わせる切り替えを施し、ハンドルの付け根に至るまで細やかなディテールが行き届いた仕上がり。
大きく取られた横幅と十分なマチによって、日常使いにも適した収納力を備えています。
通常のレザーバッグとは一線を画す複雑な製作工程と、贅沢なレザー使い。
当時のMIHARAYASUHIROが、単なるファッションアイテムではなく、工芸品にも通じる価値をレザープロダクトに見出していたことが伝わる一品です。
時間の経過によって深まった革の表情も含め、現行品にはない魅力を存分に味わっていただけます。
ブランドの初期アーカイブをお探しの方にも、ぜひおすすめしたい逸品です。