3/21, 3/22 東京POPUP
SOLD OUT
アイテム説明
澄んだ空のような、どこか物悲しいパウダーブルー。
その中心に鎮座するのは、私たちの「視覚」を司る精密な器官の断面図です。
この1枚を語る上で避けて通れないのは、やはりカート・コバーンの存在でしょう。
彼がこの「眼球」や「胎児」、「内臓」といった解剖学的なモチーフに強く惹かれていたのは有名な話です。
1993年、ニルヴァーナのラストアルバム『In Utero』の裏ジャケやステージセットにも、その嗜好は色濃く反映されていました。
カートにとって、こうした解剖図は単なる悪趣味なグロテスクではありませんでした。
それは、複雑すぎる自らの内面や、慢性的だった腹痛、そして何より「生身の人間」としての脆さを象徴するもの。
あえて医学的な「図」として肉体を見つめることで、彼は自分の痛みや違和感を客観的に捉えようとしていたのかもしれません。
サイエンス・グラフィックとしての美しさと、そこから透けて見える90年代の憂鬱(メランコリー)。
ただの「理科の図」で終わらせないのは、この1枚が背負ったカルチャーの重みゆえ。
視線を惹きつける「眼」を胸に纏うことで、あなたには何が見えるでしょうか。
ぜひ。